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BS@もてもてラジ袋と清水潔氏

 15年近く昔から毎週放送されている、ネットラジオ「BS@もてもてラジ袋(以下もてラジ)」。私もかなり初期の頃から、仕事をしながら、またはゲームを作りながら、ずっと愛聴してきた。仕事でもない無料放送を毎週続けることは並々ならぬ努力があったと思うが、やはりどんなことでも長く続けていると、奇跡的なことは起こるものだと感じる出来事があった。

 以前、私自身のブログでも書いた、足利の冤罪事件を取り扱ったドキュメンタリー本「殺人犯はそこにいる」。個人的には日本人は全員読むべきだと思っている本だが、この本の著者、ジャーナリストの清水潔氏が、もてラジ主催で沖縄講演会を開くというのだ(ちなみに講演会自体は2,017年3月26日にすでに終了している)。清水氏は日本を代表するジャーナリストで、その人がもてラジと繋がりがあり、その呼びかけで講演会を開くということにかなり驚いた。もてラジのメンバーも驚いたと思う。

 開催場所が沖縄ということで、私自身行くことはできなかったのだが、ラジオ放送でイベントの経緯や様子を知ることができた。興味のある人はラジオ放送を聞いてみてほしい。また、清水氏の著書も未読の人はぜひ読んでみてもらいたい。


BS@もてもてラジ袋

BS@もてもてラジ袋メンバー、てっちゃぎ氏のブログ
清水潔 沖縄講演会をやってみた!

清水潔氏の著書
桶川ストーカー殺人事件―遺言
殺人犯はそこにいる
騙されてたまるか 調査報道の裏側

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ヒナまつり

 最近は漫画をほとんど買わなくなってしまった。 量がかさばるのですぐに置き場所が無くなってしまうためだ。 だから気になる漫画があっても、漫画喫茶で軽く目を通して終わりにすることが多くなってしまったのだが、最近、あまりの面白さに久々に購入に踏み切った本がある。 それが大武政夫「ヒナまつり」だ。

 内容としてはやや萌え要素の入った正統派のギャグ漫画なのだが、とにかくギャグが面白い。 キャラの表情や間のとり方、セリフの選び方もセンスがあり、オチのキレもいい。 特に登場人物がみな個性的で、どのキャラクターがメインの話も楽しく読めるし、話ごとにメインのキャラが変わるのでなかなか飽きが来ない。 いい漫画だなぁと思う。

 魅力的なキャラクターたちの中でもおそらく人気があると思われるのは、中学生バーテンダーの瞳ちゃんや、ラーメン屋店員のアンズあたりだと思われるが、個人的にはやはり主人公のヒナと新田のコンビを推したい。 特に9巻以降は作中の年月が3年進み、登場人物が軒並み3才成長した。 ヒナや瞳、アンズたちも高校生になり(メッチャ可愛くなり)、今後のストーリーにも期待が膨らむ。 面白さの割に注目度は低いようにも思われるが、この漫画は要チェックや。

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引き続きLinux

 先日、生まれて初めて本格的に Linux(Lubuntu) を使ってみたが、Windows と比べていいところ・悪いところなどいろいろと新鮮なところが多く、楽しんでいじることができた。 ディストリビューション(Linuxの様々な形態)も何種類か・・・たぶん10種類近く試してみたが、結局 Lubuntu ではなく、Kona Linux Xfce の Ver.2.3 を使うことにした。

 Kona Linux Xfce2.3 を選んだ理由は、まず手持ちの低スペックネットブックでも十分に動作する軽さと、軽い割にはデザインが優れていたこと。 また、Wine(Linux上でWindowsのソフトを動作させられるソフト)上で、ティルキッスと現在製作中のプリンセスシェイドリビジョン(PSR)が動かせたことだ。  Kona Linux の Ver.3.0 も含めて、いくつか試した中でPSRが動いたディストリビューションは Kona Linux の Ver.2.3 だけであった。 PSRが動いたからといってどうということはないのだが、せっかくなので開発中のソフトをいろいろな環境で動かしてみたかったということもある。

 Wineは便利なソフトで、Linux のソフト不足をかなりの部分補ってくれる。しかし Wine の日本語入力にはやや難があるようで、Windows上で動くテキストエディタやアウトラインプロセッサを、Linux上で上手く動作させることができないでいる。 スペックの関係上、テキスト入力程度しか役に立たないネットブックで、テキストエディタが使えないというのはやや残念だ。 とくにゲームのシナリオは、自分はアウトラインプロセッサで書いているのだが、アウトラインプロセッサは独自のファイル形式で保存されることが多いため、他のソフトで代わりに編集するということができない。 WindowsでもLinuxでもどちらでも使える使い勝手のいいアウトラインプロセッサがあればいいのだが・・・。

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Lubuntu

 GW初日。 7年ほど前に購入し、すでに廃棄寸前となっていたASUSのネットブック”Eee-PC”。 化石じみたスペックでほとんど使っていなかったのだが、一念発起してパーツの交換、リニューアル化を図ってみた。

 ネットで検索すると、同型のPCの増設の仕方が写真付きで載っていたためそれを真似して、まずはHDDをSSDに交換。 さらにメモリの増設も行った。 PCのカバーを開ける時点でかなり苦戦したが、増設については無事完了することができた。

 OSについてはわざわざお金を出してWindows8や10を買うのも嫌だったし、そもそもスペック的に激重になってしまうと思われたため、初(というわけでもないが)のLinuxに挑戦。 軽いと評判のLubuntuをインストールしてみた。 なぜかBIOSがusbを認識しなかったりとかなり悪戦苦闘、半日近くかかったが、なんとか無事にインストール終了。 現在いろいろテスト中。

 パーツを交換はしたものの、やはり性能としてはワープロ代わりにしかならなさそうではあるが、半分死んでいたPCを復活させられたということはやはり嬉しいですな。

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華麗なる一族

 山崎豊子「華麗なる一族」を読んだ。 銀行や製鉄所を経営する財閥、万俵家の繁栄と衰退を描いた物語。 文庫本で全三巻とやや長い小説だったが、全く長さを感じさせない濃密な内容だった。

 「華麗なる一族」というタイトルが秀逸で、華麗という言葉とは程遠い、エリートたちのどろどろした人間関係や、欲望・愛憎の入り混じったストーリーで、華麗という言葉が皮肉としか思えなかった(笑)。 見方によっては汚い悪人として描かれている銀行の経営者や官僚たちと、それら登場人物の中にわずかに存在する潔癖な人物や、情熱家・理想主義者たちの存在とが対称的であり、読んでいて心の安らぎとなった。

 決して勧善懲悪的な物語ではなくハッピーエンドではないが、冒頭のシーンと対になったラストシーンはとても美しく、印象深い。 ただし読後感は最悪で、世の中はこんなにも醜いものかと暗澹とした気持ちになった(笑)。 しかしながら作品自体はすさまじい完成度を誇っており、歴史に残る小説であることに間違いはない。 今更ながら読んでよかったと思える本であった。

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